日本や韓国で受け継がれてきた祭りや芸能。太鼓や笛を鳴らして「ハヤシたてる」その音の中には、土地の歴史や風習が刻まれています。お囃子を奏で、歌や踊りを五感で楽しむことで、地域の芸能に深く結びついている「人の暮らし」を感じとれます。「人はなぜ踊り、歌い、楽器を奏でるのか?」というキーワードをもとにして、日韓両国の『囃子に触れる・そして伝える』というアクションを続けています。
米が出来る喜び、魚が獲れる喜び
去年までの厄を払って
新年の豊かな実りを願いながら
鉦、太鼓、笛のお囃子の音が
地域一帯に響き渡る
(青森県 八戸えんぶり 2020)
大地を踏みしめ舞い踊る
楽器を鳴らしながら
風と共にやってくる
福を呼び込む芸能で
地に眠る神様をなぐさめる
(韓国農楽 全羅北道 豊漁祭 2017)